2016/03/28

BANKSY Does New York




BANKSYを知ったきっかけは昨年期間限定でオープンしたDISMAL(憂鬱な)AND

まず入り口でセキュリティーを通るようですが、すべて段ボールで作られたゲートに
ネズミっぽい耳を付けた溜め息ばかりつく無愛想なスタッフ達

中でも特に有名な 'シンデレラの本当の結末' には夢の国が好きな私は複雑になった・・・

こうやって観覧者をまんまと憂鬱にさせるわけです!

そんなBANKSYの映画が公開となることを知り、観たいのは言うまでもなく




この物語の背景は2013年のNY

毎日街中をキャンバスにしていくBANKSYのドキュメンタリーです

BANKSYの作品は非常にメッセージ制が強く、
ただ描いているだけじゃないことは100人見たら100人が分かると思う

もちろん作品を誰もが認めているわけではなく賛否両論あるのがリアルで面白いところ

大事な人を傷つけたり、ずるいことをしたり、誰かに媚びたり、
ださいことをしなければどんな事をやっても良いと私は思う

すべては個人の捉え方次第なので賛否両論あるのは当然

話は少し変わってファッション関連になりますが
先日某編集部の方とファッションについて深い話を出来る機会がありました

私がファッションを語るには100万年早いけどやっぱり行き着いたのは新しさ

人と同じことをやっていても仕方がない!

それがBANKSYにも共通して言える事の一つなんじゃないかなと今回この映画を観て思いました

でもひょっとしたらBANKSYにとったら新しいことをしているつもりはないのかも分からない
まあそこは何を意図しているのか本人にしか分からないので永遠の謎

それがBANKSYの魅力である気がするし
こうやって考えさせる自由が生まれるのがアートだとも私は思います




BANKSYの作品で一番心を惹かれたのは石で出来たスフィンクス

ただの石っころがBANKSYの手にかかれば何百万、何千万、という価値を生み出す

お金ですべてを価値付けてしまうのはとてもさみしいことですが、
そういった生々しい部分も嫌でも知る
ただBANKSYが凄い!という簡単な内容ではない人間の心理描写が垣間見える映画でした





余談ですが・・・

NASAの技術によりBANKSYが特定出来たようですね

私は憧れは憧れのままにしておきたいタイプなので知りたくもありませんが 笑

ただ言えるのはBANKSYも同じ人間かと思うと、
どんなことでも自己表現の自由に繋がってくるとやる気が漲る





ああ、もう一度観たい!!!